本記事は重大なネタバレを含むため、未クリアの方の閲覧は非推奨です。
(本文は下に続きます)
はじめに
サモンメイトのクリア後、やり込み要素に取り掛かる際に必ず入手しておくべきモンスターが複数存在します。
https://fanashi.hatenablog.com/entry/2022/09/29/211211
内容はこちらの記事の「周回用モンスター作成」の項で触れましたが、これらの内最も重要となる存在が世界樹です。
当ゲームのラスボスであり、専用魔法を複数持つなど特別な位置付けのモンスターである世界樹。
その専用魔法の一つである「再生」が、クリア後の育成や周回に深く関係しています。
再生は戦闘不能状態の味方をMPごと回復させる事が出来る為、基本的にはMPが少なくなった味方モンスターをアイウチ等により能動的に戦闘不能状態にすることで真価を発揮します。
周回で仲間のMPが消耗した際にアイウチを発動し、その後世界樹で蘇生することでMPを回復。
そしてマキュアやえり草等で再生の消費MPを補填することで、極めて効率的なMP運用が可能になります。
今回はクリア後の経験値周回、転生周回で使用する世界樹を制作する際に気を付けたいポイントをいくつかご紹介していきます。
ステータスについて
当ブログで扱う転生周回は、以下のメンバーによって行われます。
・全体攻撃武器の高AGL物理アタッカー
・ラスボス戦用の低AGL魔法アタッカー
・ラスボス戦用の世界樹
・ラスボス戦後の蘇生要員の世界樹(パーティ外)
世界樹のMMPが高ければその分MP回復の手間が減るので、MMPの高い個体が2体用意できていれば理想です。
しかしこの内、パーティ内で使用するラスボス戦用の世界樹に関してはAGLにも注意が必要です。
行動順序の関係で、世界樹のAGLを物理アタッカーと魔法アタッカーの間、なおかつラスボスに先制を取れる数値にする必要があります。
世界樹はsize3であるため、他の周回用モンスターと比べAGLがあまり上がりません。
そのため、育成が足りない場合はラスボスに遅れを取ったり、魔法アタッカー以下のAGLになったりと周回の手数が大幅に増えてしまう事態に繋がります。
装備品による調整も可能ですが、AGLを大幅に上げる加速装置を使用すると物理アタッカーを追い抜いてしまう危険もあります。
転生ラスボス戦用の世界樹を育成する際は、他の周回メンバーとの兼ね合いを常に意識して石の配分等を決めましょう。
一方でパーティ外で使用する方の世界樹はステータスに制約が無いので、ひたすらMMPに特化した性能にするのが最善です。
MHP901世界樹の作り方
先程紹介したラスボス戦用の世界樹ですが、実はもう一点必ず満たすべきポイントが存在します。
ラスボス戦において、世界樹はマキジバを3回使用する必要があります。MHPが偶数の場合はマキジバ2回で自滅してしまうため、世界樹のMHPは必ず奇数に保たなければなりません。
これは一見すると厳しい条件に見えます。
世界樹はMHPの成長値が非常に高く、MHPに振らない育成でも簡単にカンスト(900)に届いてしまうためです。
また、世界樹にはMHPが奇数単位で上昇する装備品が存在しません。つまり、世界樹の素のMHP値が奇数でなければならない訳です。
これを解決する簡単な方法が現状一つだけあります。それが生命の石の特殊仕様です。
まずサモンメイトのステータス値カンストの仕様についてですが、
「各ステータスの取りうる最大値に達した場合、以降は種も使用不可能となりLvアップ時にも該当ステータスが上昇しない」
「各ステータスが上限を超えていた場合、次回のLvアップ時に最大値に戻る」
となっております。
そしてステータスの石の効果が、
「戦闘終了時、その戦闘で上昇したLv分だけ該当ステータスを無条件で+1する」
です。
分かりやすく説明すると、世界樹のMHPが900に達した後はいくらLvが上がってもMHP900のままになります。
しかし世界樹が生命の石を装備していた場合、戦闘でLvが1上がればMHP901に。
戦闘でLvが2上がればMHP902になります。
これでステータス上限を超えた育成が可能になるのですが、問題はその後です。
ステータス値カンストの2つ目の仕様により、先程MHP900を超えた世界樹は次回のLvアップ時に強制的にMHPを900に戻して処理されます。
つまり、カンストを超えた後のLvアップ時に生命の石を装備していなければMHP900になり、装備していた場合は一度900に戻された上で再度処理が行われてLvアップ分だけMHPが上昇します。
つまり、Lv98→Lv99のレベルアップ時に世界樹が生命の石を装備していた場合、最終的なMHPは901で固定されます。
次のLvアップが存在しないため、カンストを超えたステータスを正常に戻す処理のタイミングが無くなる訳ですね。
この辺りの理屈は覚える必要も無いので、
「Lv98→Lv99の瞬間だけ生命の石を着ける」と覚えておけば簡単にMHP901個体が作れます。
魔法
周回時に覚えておくべき魔法は少ないので、別の用途で使う世界樹にも一応覚えさせておくと便利だったりします。
・再生 (転生周回用なら必須)
必須です。どのような目的があっても覚えさせておきましょう。
・全体複合魔法 (転生周回用なら必須)
対人戦での通りが良いマッドフロウや王道のプロミネンス、光属性へのメタとなるグランダーク等。
こちらも属性に合ったものをとりあえず覚えさせておけば便利です。
・マキジバ(転生周回用なら必須)
転生周回のラスボス戦にて使用します。
MP回復の手間を気にしないのであればドレインの方が強力ですが、世界樹に覚えさせるならマキジバで十分使えます。
・マキュア
マキュアラに比べピンポイントなMP供給が可能になる他、メニュー画面での連続使用も早い特性があります。
再生とマキュアを持つ世界樹を2体以上持っていればMP回復の無限ループが組めますので、周回以外でも活躍が見込めそうな魔法です。
・アイウチ
MP回復のループを確立するために便利です。
・岩石落とし
虚無の洞窟B1〜3F、対人戦など様々な場面で活躍する優秀な地属性魔法です。
特に1対1の場面や高sizeを相手にする場面で有効であり、MGCバフと組み合わせて使えば抜群のダメージを叩き出します。
・精神統一
魔法アタッカーとして使用する場合は必ず持たせておきましょう。
対人戦で長期戦に持ち込むケースはそこまで多くありませんが、実力が拮抗した場合などでは決定打となりやすい魔法です。
・リライフル(転生周回用のみ)
こちらは少し扱いが特別。
対人戦や高難易度攻略などで使用する場合は、MP消費こそ大きいものの再生で十分です。
リライフルを使用するのは、転生周回においてパーティ外でラスボス戦後の蘇生を行う役割の世界樹。
コソーリ、ドワープの役割を兼ねる物理アタッカーは大抵MPが枯渇しておりますが、マキジバ+全体魔法で1周につき160程度しかMPを消費していないパーティ内世界樹にわざわざ再生を使うのは勿体無いですよね。
そんな時にはリライフルで蘇生し、パーティ外世界樹の消費MPを抑えて回復の手間を減らすことができます。
・おすすめの吸収素材
周回用の世界樹であれば、基本的にはMMPの高い個体が望ましいです。
そのため、魔法アタッカー作成の際に一般的な女王系ではなく、あえてMMPの高い地獄神や天上神を使用するのも手です。
AGLが不足しがちなので、その点のみ注意しましょう。
MMPの高い風の精霊等も一応候補には入りますが、わざわざ吸収するメリットも薄いので微妙です。
・最後に
いかがだったでしょうか。
理論上はMMP900の世界樹も作成可能ですので、筆者も転生を繰り返しつつそのラインを目指してみようかと思います!
それでは今回はこの辺りで。