はじめに
現在めちゃめちゃ時間のかかる企画が進行中であり、他の記事が進められないため今回は駄文をお届けします。
真っ当な理由付きで駄文が書けるぞ~~!!
本題
サモンメイトにて、最も重要な施設と言える神殿の町。
ストーリー上で最初に辿り着いた際には外から封印がかけられており、内部に入るには封印の主であるケワシ山の飛竜を倒す必要があります。
ドラゴンロードの素材にされまくってるのにキレて、吸収の胴元を潰そうとしたんですかね。
なんともRPGらしい仕掛けですが、神殿の町に封印された人々の事を考えるとかなり不安になります。
この町、外界と接触できなくなったら滅びるのでは……?
神殿の町について
まずは神殿の町の全体図を見てみましょう。
人が生活できるスペースが少なすぎる。これ町というか複合施設ですよ。
各所に置かれた木の長机みたいな長方形はベッドである事が明言されている(城下町の民家での会話にて確認できる)為、少なくとも右下の区画とダンジョンエディタ入口の右にある区画は民家と捉えてよいでしょう。
それを除けば、この町には複合型商店と公共施設しかありません。
話が逸れますが、公共施設に囲まれた複合型商店ってのも謎ですよね。市役所とか免許センターしか用事のない駅にイオン建ってるみたいで。
それはともかく、この町には資源が少なすぎます。封印によって外部と完全に隔絶された際、果たしてこの町の住人は生き残ることができるでしょうか。
人の生活を構成する衣食住について、順を追って確認していきましょう。
衣
まずは生活に必須な衣類に関して。これは恐らく絶望的です。
衣類を新たに生産するような設備は町のどこにも見られないので、各住人は限られたストックを使い回しながら少しずつ消費していく事になります。
せめて町の道具屋が「ぬののふく」を取り扱っていれば在庫もあったでしょうが、残念ながら販売されている胴体装備は鉄の鎧のみ。
着る物といえば闘衣や法衣といったアイテムもありますが、これらはミスリル以降の段階にしか存在しないので、神殿の町だとタイミング的に店では扱えないんですよね…
というわけで、早速厳しい実態が明らかになりました。
町の入口には悠長にもマントを羽織った若者がいますが、封印時は彼にも只ならぬ苦労があったことでしょう。
食
生命活動に直結するリソースである食物。
外界との交易が絶たれた神殿の町において、十分な食生活を送ることは出来るのでしょうか。
一目で分かる問題点として、この町は自給的な食糧生産を行っていません。
立地から推察するに、神殿の町における食物は同大陸に位置する小さな村からの輸入が主となっている気がします。あそこには大きな畑がありますから、交易用の商品作物なんかも多分やっているでしょう。
そして、そんな食糧輸入が突然閉ざされたわけです。食料自給率ゼロの都市が突然封印されたら普通に詰みだと思うんですが、もう少し考えてみます。
貯蔵に関して言えば、神殿の町の地下にはいかにも何かを保存できそうな部屋があり、何らかの物品貯蔵用と思しきタルが複数あります。
とても生活に足る量には見えませんが、グラフィックの縮尺辺りの関係で省略されているだけだと信じましょう。
神殿の町の食問題は、あの地下室に懸かっています。
ゾンビウィップなんか大切に仕舞ってる場合じゃないですよ。
住
封印諸々の話の前に、そもそもこの町の住環境ってよく分からないんですよね……
宿屋のを除くと、人の数がベッドの数の3倍にもなるんですよ。
それで、町の大部分は公共施設と複合型商店です。
この構造、もしや…?
ダウンタウンなのではないか
神殿の町を「仕事場の町」とすれば全ての辻褄が合います。
思えば吸収を行う神官やその周囲にいる魔法職っぽい人たちはみな制服らしきものを着ており、恐らく「業務時間中」ということになります。
民家部分に住んでいる町民がそれぞれカジュアルな服装をしている事からも、この説は濃厚でしょう。
これらを紐解くことで、あまりにも残酷な真相が明かされていきます。
恐らく、この町の大部分の人は近隣のベッドタウン(恐らく小さな村)に住居がある!
さながら千葉辺りの住みやすい土地に住居を構えて都内に働きに出てくる人たちのように、彼らもきっと勤務のために神殿の町に来ているのでしょう。
もし本当にそうだとすると、とんでもない事です。
彼らは恐らく勤務中に職場のある都市ごと封印されてしまい、千葉に帰れなくなってしまった人たち……!
心情を考えるだけで、あまりにも嫌すぎる。
彼らの安否のためにも一刻も早く飛竜を倒し、総武線を通してやらねばなりません。
救いたい
ここからは、「どうすれば神殿の町は助かるのか?」を考えていきましょう。
ここまで勝手に決めつけてきた前提条件に対して、抜け道的な解決策を探してみます。
神殿の町、もっと広いんじゃないか
まずは、「描画されていない範囲にもっと町が広がっているのでは」という説。
そもそもの話、建物が4つしかない状態の区域が「町」と呼称されるはずがありません。
日本国を例に挙げると、自治体が「町」として定義されるためには各都道府県が条例として定めている条件をすべてクリアすることが地方自治法によって求められているそうです。
筆者の在住する大阪府では、その条件は以下の通り。
一 人口概ね八千以上を有すること。
二 当該普通地方公共団体の中心の市街地を形成している区域内に在る戸数が、全戸数の概ね六割以上であること。
三 商工業その他の都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が、全人口の概ね六割以上であること。
四 文化、経済、教育、保健、衛生等の都市的施設を有すること。
町って、8000人以上の人口が必要になるんですね。
サモンメイトやってなかったらこんな事知りませんでしたよ。
出典
e-Gov法令検索 地方自治法(引用日 2024/7/26)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000067
町としての要件に関する条例 - 大阪府(引用日 2024/7/26)
https://www.pref.osaka.lg.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/k201RG00000156.html
ともかく、神殿の町は町と見なすにはあまりにも小さすぎます。
常識的に考えれば、「主人公が訪れる範囲の外にも町が広がっている」とするのが妥当でしょう。
主人公が訪れる吸収施設付近はあんな感じですが、きっと郊外には農業地区や生活区なんかもあったりして、町ごと封印されてもなんとか共同生活が成り立つような土地なのでしょう。
神殿の町に勤務する神官や周りのスタッフたち(結局あれスタッフなの?)も、もしかすると描画範囲外に住んでいるのかもしれません。
解決しうる案としては最も手堅いものですが、「描画されていない範囲にも町があるはずだ」というのはただの予想にすぎません。そんな事言い出したらこの記事全部妄言なんですが……
ここからは、ゲームの内容通り、すなわちマップに描画されている範囲だけが封印されてしまった場合について解決策を探ってみましょう。
ワープできないか?
外部の町にワープで移動することができれば、物資問題はとりあえず解決します。
封印された町からワープで外に出ることができるか、という点に関してはプレイヤー視点では判断しかねるため、別事例を参照してみましょう。
ネクスト城です。
こちらは「呪い」によって2階部分だけが切り離され、ダンジョンと繋げられてしまったケースとなります。
別種の事件ではありますが、「土地が非科学的な力で断絶されてしまった場合」という点では同じです。よって、本記事ではこちらのケースを参考にワープの可否を考えていきます。
一見、ワープでの脱出は不可能そうに思えます。
国家のトップが国土から切り離されて幽閉されてしまった非常事態に、そんな簡単な解決法があるなら恐らく実行or試行されているはずです。
万が一2階の人間が誰一人どこかにドアやワープ持ちのモンスターを持っていなかったとしても、普通外部から誰か助けに来るでしょう。
しかし、ネクスト城の一件についてはそれが不可能だったのでは?という仮説を用意しました。
話がだんだんネクスト城の方に逸れていますが、勢いだけで書いているのでこういうこともあります。
まず、外からネクスト城2階へワープして救援に来る策について。
サモンメイトをしっかりプレイされている方なら一目で看破できたかも知れませんね。こちら、不可能です。
ワープによって外部から移動することができるのは、ネクスト城の1階入り口部分のみです。
「2階へワープする」ということが多分出来ないんですよ。
そして、封印された2階からワープで脱出する策について。
こちらも同様です。実際にやってみると分かりますが、ネクスト城2階でワープ及びどこかにドアを使用することは出来ません。
更に強力な移動魔法、ドワープが必須となるのです。
ドワープの札が初めて手に入るのは、確かレフライの塔です。
魔法としてドワープを覚える魔女剣士と南海の戦士とドラゴンロードは、いずれもネクスト城到達時点で作ることができません。
何が言いたいかというと、「ネクスト城の一件では誰もドワープを持ってなかっただけで、封印の内外は本来ワープで移動できるんじゃないか」という話です。
これを神殿の町に照らし合わせて考えていくと、かなり状況は好転します。
というのも、神殿の町の道具屋がどこかにドアを取り扱っているのです。これさえあれば、ワープで他の町へ出て生活物資を補充することが出来ます。
封印外へのワープが出来るか否か、これによって神殿の町の明暗は大きく分かれることになりそうです。
飛竜を倒した後にはケワシ山のモンスターが契約可能になりますが、神殿の町の人々はきっとこぞってリザードマンを狩りに行ったのでしょうね。